売上は分かっていても、「何人のお客様が繰り返し来ているのか」「来店が増えたのは、利用する人が増えたからなのか」までは、売上の合計だけでは見えにくいことがあります。
会員証と来店記録を結び付けると、お客様ごとの利用が見えてきます。その情報を、仕入れや売場づくり、特典を考える材料にできます。
ひとり商いラボの会員証・顧客管理ツールは、45日間、全機能を無料で試せます。自分のお店では何が分かるのか、毎日の受付で無理なく使えるのか。この機会に、実際の営業で試してみてください。
会員証を導入すると、お店に何が残るのか

お客様にとっては、会員証がポイントや特典を利用する目印になります。お店にとっては、一度きりの来店と、繰り返しの利用を分けて確認するための手がかりになります。
たとえば、特典を使ったお客様の履歴を振り返ると、その後の来店も確認できます。氏名などを登録する運用なら、会員証を忘れたときも、お客様を探してこれまでの利用を確認できます。
そして、記録がたまると「よく来てくださるお客様が、どのくらいいるか」「どんなお客様が登録しているか」を、印象と照らし合わせて考えられます。
古着衛門でも、創業当初に会員様から得られた情報を見て、想定していたお客様像との違いに気づき、仕入れや運営を考える材料にしてきました。
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来店が増えたときは、「人数」と「回数」を分けて見る

来店の記録が増えたとき、利用したお客様の人数も増えたのか、繰り返し来る回数が増えたのかで、次に考えることが変わります。
次は、すべての対象来店を記録できたと仮定した架空の例です。比較する期間の長さと営業日数は同じとします。
| 期間 | 来店人数 | 受付件数 | 1人あたりの受付件数 |
|---|---|---|---|
| 前の期間 | 80人 | 120件 | 1.5件 |
| 今回 | 100人 | 150件 | 1.5件 |
受付件数は30件増えていますが、1人あたりの受付件数は変わっていません。この例では、利用したお客様の人数が増えたことが、件数の増加につながっています。
ここで次に考えたいのは、増えたお客様に、もう一度利用していただくきっかけです。次回の入荷案内や特典の説明など、帰り際の案内を見直してみる方法があります。
一方、人数が変わらず受付件数が増えた場合は、期間内の1人あたりの利用回数が増えています。どのお客様が、どのようなタイミングで来ているのか、履歴や店頭での会話と合わせて振り返る材料になります。
2回以上の来店は、期間の長さと合わせて読む
期間内に2回以上来店したお客様がいることは、繰り返し利用されている様子を知る手がかりになります。ただ、1週間と1か月では、2回来店する機会も違います。比較するときは、同じ長さの期間で見ます。
また、「今月2回来た人の割合」と「今月初めて来た人が、その後もう一度来た割合」は、別の数字です。前者には、以前から通っているお客様も含まれます。
新しく来たお客様の再来店を知りたいときは、対象のお客様の履歴を追って確認します。月末に初めて来た方は、次の来店までの日数が少ないため、同じ月だけで判断しないことも大切です。
月に一度くらい利用するお店なら、45日間では2回目の来店をまだ確認できない場合もあります。まずは来店の間隔を知り、どのくらいの期間を見ればよいか考えてみてください。
年代や地域は、売場を試すための手がかりに
必要な項目を登録していれば、年代や都道府県などの構成を確認できます。自分が思い浮かべていたお客様と、登録されているお客様に違いがあれば、売場や案内を見直すきっかけになります。
たとえば、想定より幅広い年代の方が登録していたら、商品の説明は伝わりやすいか、価格表示は読みやすいか、店頭で確認してみます。
年代だけで商品の好みまでは分かりません。お客様との会話や商品の売れ方も合わせて、小さく変更して反応を見る使い方ができます。
また、登録者の構成と、実際に来店したお客様の構成も同じとは限りません。会員になっていない方や、情報を入力していない方もいます。どのお客様の、どの情報を見ているかを確認してから、お店全体の方針へつなげます。
利用金額は、平均と金額帯を一緒に見る
利用金額を記録すると、合計や平均に加えて、どの金額帯の利用が多いかを見ることができます。平均だけでは見えにくい違いがあります。
たとえば、金額を記録した20件のうち、18件が2,000円、2件が10,000円だったとします。平均は2,800円ですが、多くの利用は2,000円です。これは架空の例です。
このとき、平均の2,800円だけを目安に特典の条件を決めると、多くのお客様にとっては、いつもの利用より高い条件になるかもしれません。金額帯ごとの件数も見ながら、お客様が使いやすい条件を考えられます。
金額を入力した受付と、入力していない受付が混ざっているときは、記録された範囲も確認します。記録した金額の合計を、そのままお店全体の売上とは考えず、売上の記録と合わせて見ます。
ポイントや特典は、利用後の来店と負担を振り返る
特典を用意したら、利用件数だけでなく、使ったお客様がその後も来ているかを振り返ってみます。履歴を見ることに加えて、「使いやすかったですか」と店頭で聞くことも、次の見直しにつながります。
特典の利用後に来店が増えていても、入荷内容や季節などが関係している可能性があります。特典の効果と決めつけず、何が起きていたかを合わせて考えます。
値引きなどを伴う場合は、売上や原価の記録も使って、お店側の負担も確認します。利用されることと、無理なく続けられることの両方から、特典を調整していけます。
45日間で、自分のお店に合う運用を試してみる
無料体験では、まず「何を知りたいか」を一つ決めると、試しやすくなります。たとえば、繰り返し利用されている様子を知りたいなら、会員番号と来店記録から始められます。最初から氏名や住所を集める必要はありません。
| 試すタイミング | 確認すること |
|---|---|
| 最初の数日 | 会員証の準備と受付を試し、お客様への説明やスタッフの操作で迷う箇所を確認する |
| 日々の営業 | 同じ受付ルールで記録し、読み取り忘れや入力の手間がないかを見る |
| 週に一度 | 人数・回数などを振り返り、気づいたことから売場や案内を一つ調整する |
| 無料体験の期限前 | 記録から分かったことと、受付の負担を振り返り、今後も続けるかを考える |
45日間で、季節ごとの違いや長期的な定着までは分からないこともあります。それでも、「受付を続けられそうか」「今まで気づかなかったことが見えたか」は、試す中で確認できます。
記録する項目を増やす場合も、何に使うかを決めてから追加してみてください。顧客データは店舗の管理PCで管理するため、試用中もバックアップを用意しておくと安心です。
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ひとり商いラボの会員証・顧客管理ツールは、無料体験の開始に、ひとり商いラボへの会員登録やクレジットカード登録は不要です。無料体験後も使い続ける場合は、ひとり商いラボの会員認証が必要になります。
管理PCはWindows 11(64-bit)に対応し、利用にはインターネット接続が必要です。会員証の種類、申込方法、設定や詳しい機能は、次の記事で紹介しています。
「うちのお客様は、どのくらい繰り返し来てくれているのだろう」。そんな気になることがあれば、まずは来店の記録から始めてみてください。


