古着衛門 均一価格販売・重量買取の古着屋

〒362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室5346-1

営業時間 10:00〜19:00 水曜 13:00〜19:00

未来の地球を守るため 「捨てない生活」をあたりまえに。

店舗運営の三種の神器|売上記録・会員証・イベントツールで積み上げる3つの財産

店舗運営の三種の神器 売上記録・会員証・イベントツール ひとり商いラボ

古着衛門を創業したのは2011年です。

当時の私は、小売りの経験もなければ、古着を取り扱った経験もありませんでした。

開業前には事業計画を作り、調べられることは調べ、準備もしました。

それでも、実際に店を開けてみなければ分からないことばかりです。

想定していたお客様は本当に来てくれるのか。

どんな商品が動くのか。

どの地域から来てくれるのか。

季節によってどう変わるのか。

今やっていることは合っているのか。

経験のない事業を始める以上、できるだけ現状を把握しながら判断したいと考えていました。

そのため、創業当初の古着衛門では、とにかく多くの情報を記録しました。

そして今振り返ると、長く積み上げてきたものの中に、現在の古着衛門の大きな財産となった3つのものがあります。

日々の売上や客数などの記録。

会員様から得られた情報。

お客様と楽しむために続けてきたイベント。

最初から、この3つが重要だと分かっていたわけではありません。

店を続けながら情報を集め、お客様と接し、試行錯誤を繰り返した結果、残ったものです。

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1.売上記録|分からないからこそ、まず情報を集めました

創業当初、何を記録すれば役に立つのか、それすら分かりませんでした。

そこで、気になったものはかなり細かく記録しました。

売上や売上内訳、客数、商品カテゴリーだけではありません。

天気、気温、ドアの開け閉めの回数、車で来店されたお客様の数、購入せずに帰られたお客様の数など、判断材料になるかもしれないと思った情報はできるだけ集めました。

古着衛門が創業当時から記録してきた売上や客数などの日々の実績データ
創業当時から残してきた古着衛門の実績記録。必要な情報を探しながら、記録する項目も変えていきました。

今考えれば、そこまで必要なかった項目もあります。

でも、当時は必要かどうかを判断するための経験自体がありません。

そこで1か月ほど記録しては見直し、

「これは残しておこう」

「これはあまり使わない」

「これはもう少し続けてみよう」

「今度はこれを記録してみよう」

と整理していきました。

そうして少しずつ、古着衛門を見るために必要な項目が残っていきました。

大切だったのは、最初から正しい記録項目を決めることではなかったと思います。

気になったことは記録してみる。

しばらく続けて、必要性を感じなければやめる。

別のことが気になったら、また記録してみる。

その繰り返しの中で、自分の事業を見るために必要な情報が分かってきました。

そして記録が積み上がると、売上が変わったときに、その前後で何が起きていたのかを確認できるようになります。

前年との違いも見られます。

一時的な動きなのか、毎年起きる傾向なのかも少しずつ分かってきます。

創業当初には存在しなかった「自分の店の実績」が、判断材料として手元に残るようになりました。

2.会員様の情報|想像していたお客様と、実際のお客様は違いました

古着衛門の会員制度は、カード会員から始まりました。

古着衛門で使用している会員カード
古着衛門の会員制度は、カード会員から始まりました。

当時、会員様からいただいた情報は、店舗を運営していくうえで非常に重要なものでした。

どの地域から来店されているのか。

どのくらいの年齢層が多いのか。

男性と女性の割合はどうなっているのか。

どのくらい購入してくださっているのか。

実際の情報を見ていくと、開業前に想像していたお客様と、実際に古着衛門を利用してくださっているお客様が違っていることが何度もありました。

現実は、データにはっきりと表れます。

「思っていたより、この地域から来てくださっている」

「想定していた年代とは違う」

「このお客様層に合わせて、この商品をもう少し増やしてみよう」

そうした情報を、仕入れる商品の補強や今後の方針を考える材料として常に意識していました。

開業前の想定から、自分の店の実績へ

開業前に商圏やターゲットとなるお客様を考えることは必要です。

ただ、その段階ではまだ想定です。

営業を始めれば、今度は実際に自分の店を利用してくださったお客様から情報が集まり始めます。

そこで初めて、想定と現実を比べることができます。

違っていれば修正すればいい。

これは私にとって大きな安心材料でした。

分からないまま判断するのと、実際のお客様の情報を見ながら判断するのとでは、まったく違います。

現在の古着衛門は、会員制度の役割も変わりました

現在の古着衛門では、創業当初とは会員制度の役割が変わっています。

長年の営業によってお客様についての情報や経験が蓄積され、現在は新たに顧客像を分析すること以上に、多くのお客様へ情報を届けることを重視する段階へ移りました。

そのため、現在はSNSを中心とした会員制度へシフトしています。

ずっと同じ方法を続けることが正解なのではありません。

必要な情報を集め、現在の状況に合わせて方法を変えていく。

創業当初に会員様の情報を集めていたからこそ、自分が考えていたお客様像と現実との違いを知り、その後の商品、仕入れ、販促などを考えることができました。

3.イベントルーレット|数字では見えないものを教えてくれました

古着衛門では、現在も会員様向けのルーレットイベントを行っています。

商品を購入していただいた会員様にルーレットを回していただき、その結果によって割引率が決まります。

長く続けてきた中で分かったのは、ルーレットの価値は単なる値引きではなかったということです。

古着衛門には20%OFFになるセール日があります。

普通に考えて、割引の確率だけを見れば20%OFFの方がお得です。

ところが、セール日に来店された会員様から、

「今日はルーレットできないの?」

と残念そうに言われることが何度もありました。

そこで、ルーレットそのものを楽しみにしてくださっている方がいることに気づきました。

ルーレットをやりたいから商品を探す

友達がルーレットを回しているところを見て、

「私もやりたい」

と、ルーレットに挑戦するための商品を探し始めたお客様もいました。

お子さんがルーレットを楽しみにして、お母さんと一緒に来店してくれることも多いです。

大当たりが出れば、一緒に喜ぶ。

思った結果でなければ、それも話題になります。

ルーレットの前では自然に会話が生まれます。

そこからお客様と仲良くなり、商品について教えていただいたり、地域の情報を教えていただいたりすることもありました。

ルーレットが古着衛門にもたらしてくれた縁は、計り知れません。

お客様の反応は、店を続ける側にも返ってきます

お客様がルーレットを楽しんでいる姿や、大当たりが出て喜んでいる笑顔を見ることは、私やスタッフにとってもうれしいことです。

売上を見れば、その日の営業結果は分かります。

でも、お客様と直接話して、

「これを楽しみに来てくれているんだ」

と感じることは、数字を見るのとは違います。

自分たちが考えたことを楽しんでくださる人がいる。

店に来ることを楽しみにしてくださる人がいる。

ルーレットは、お客様に楽しんでもらうイベントであると同時に、お客様と対話し、自分や店の存在を確認できる場にもなりました。

この3つが、あとから大きな財産になりました

創業したときに、

「この3つを古着衛門の財産にしよう」

と考えて始めたわけではありません。

分からないことが多かったから、情報を記録しました。

お客様のことを知りたかったから、会員様の情報を見ました。

お客様に楽しんでもらいたくて、ルーレットを続けました。

それを長く続けた結果、

日々の数字から、自分の店の動きが分かる。

会員様の情報から、実際にどんなお客様が利用してくださっているのか分かる。

お客様との対話から、数字だけでは分からない店との関係が見えてくる。

この3つが残りました。

開業したばかりのころには、自分自身の実績がありません。

でも、1日、1か月、1年と続ければ、自分の事業で実際に起きたことが蓄積されていきます。

1年目には分からなかったことを、2年目には比較できます。

さらに続ければ、自分の事業特有の動きも見えてきます。

そして何かを判断しなければならないときに、それまで積み上げてきたものを確認できます。

これが本当に心強い。

古着衛門を長く続けてきた中で、何度も感じてきたことです。

これは、これから開業する人だけの話ではありません。

すでに事業を続けていて、

「今後どうすればよいのだろう」

「今やっていることは合っているのだろうか」

と迷ったときにも、それまで蓄積した情報は判断材料になります。

古着衛門で積み上げた経験を、現在のツールへ

ひとり商いラボを作るとき、古着衛門で積み上げてきたこの3つの経験を、これから事業を始める人にも使える形にしたいと考えました。

そこで現在は、

毎日の実績を残し、振り返る「商いログ」

お客様の来店を記録する「QR会員証簡単作成ツール」

お客様と一緒に楽しめる「イベントルーレット」

として用意しています。

商いログ

記録する項目は、あとから追加・名称変更・使用停止・再開ができます。

使わなくなった項目を使用停止にしても、それまで記録した履歴は残ります。

創業当初の私のように、何を記録すればよいのか分からなくても構いません。

「これも関係しているかもしれない」と思ったら追加してみる。

しばらく記録してみて、必要性を感じなくなれば使用停止にする。

また必要になれば再開する。

自分の事業に必要な情報を探しながら使えるようにしています。

売上記録については、古着衛門の実際のデータや、長期間記録することで見えてきたことを別の記事で詳しく紹介しています。

毎日1分の記録が、事業の力を見せてくれた|古着衛門の実績から生まれた「商いログ」

QR会員証簡単作成ツール

店舗オリジナルの会員証を発行し、来店回数や新規会員・再来店会員などを確認できます。

さらに詳しく顧客を分析したい場合には、顧客データ高度分析ツールを使って、年代、性別、商圏、利用頻度、購入金額などを見ることもできます。

古着衛門と同じ方法を取る必要はありません。

自分のお店を実際に利用してくださっているお客様を知るために使ってもらえればと思います。

QR会員証を簡単作成|店舗の来店管理・ポイント・顧客分析まで

イベントルーレット

割引率や内容を決めて、お客様と一緒に楽しめる店舗イベントを作れます。

値引きのためだけではなく、来店や会話のきっかけを作る方法の一つとして使えます。

古着衛門でルーレットを続けてきた経緯については、別の記事でも詳しく紹介しています。

店舗イベント用ルーレットを無料作成|お店を盛り上げるアイデア

もちろん、この3つを使えば事業がうまくいく、というものではありません。

古着衛門と同じ運営方法をする必要もありません。

ただ、私自身の経験では、こうして積み上げた情報やお客様との関係が、半年後、1年後、数年後に大きな財産になりました。

何かを決めるときには判断材料になる。

想像と現実が違えば、その違いに気づける。

お客様との対話から、自分たちでは気づかなかったことを知ることもできる。

これから店舗を始める方で、

「ちょっと面白そうだな」

「自分の店でも役に立つかもしれない」

と思ったものがあれば、試してみてください。

一つの記録、一人のお客様との関係、一回のイベント。

それが積み重なったときに、自分の店にしかない情報と経験になっていきます。

古着衛門にとっては、この3つがそうでした。

だから私は、売上記録・会員証・イベントツールを、店舗運営の三種の神器と考えています。

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