メルカリShopsで商品がなかなか売れない。
そんなとき、価格を少し下げて様子を見ることがあります。
それでも売れなければ、さらに値下げする。
この方法自体がおかしいわけではありません。
価格が購入判断の一つである以上、価格を動かして反応を見ることは、商品運営の方法の一つです。
ただ、値下げを続けていた商品が、ある時から急に売れ始めることがあります。
- 季節が変わった
- 気温が変わった
- 商品やブランドがメディアで取り上げられた
- 流行が変わった
- 需要が高まった
- 以前より商品を見つけてもらえるようになった
理由はさまざまです。
ここで考えたいのが、
このまま値下げした価格で売り続けるのか?
ということです。
商品を売るために価格を下げることだけでなく、状況が変わったときに価格を戻す・上げることも、価格見直しの一つです。
売れない理由は、価格だけではありません
値下げをしても商品が売れないと、「まだ高いのかな?」と考えやすくなります。
もちろん、本当に価格が高い場合もあります。
しかし、売れていない理由が価格とは限りません。
たとえば、その商品を欲しい人が限られている場合です。
欲しい人が多い商品と、欲しい人が限られている商品では、購入につながるまでに必要な露出も変わります。
その商品を探している人にまだ見つけてもらえていなければ、価格を下げてもすぐには売れないかもしれません。
つまり、売れていないときには、その価格では需要がなかったのか、現在の需要そのものが低かったのか、欲しい人へまだ十分に届いていなかったのかを分けて考える必要があります。

売れない期間が長いことと、価格が高すぎることは同じではありません。
値下げを続ける前に、商品がどのくらい見られているのか、今その商品にどのくらい需要があるのかも一緒に考えます。
売れない商品をどう確認するかは、こちらの記事で詳しく整理しています。
→ メルカリShopsで商品が売れない!運営を効率化しながら打開する方法
値下げを続けていた商品が、急に売れ始めることがある
長く販売していると、それまでほとんど動かなかった商品が急に売れ始めることがあります。
商品そのものは変わっていません。
変わったのは、その商品を取り巻く状況です。

季節が変わった
分かりやすいのが季節商品です。
まだ暑い時期には動かなかった秋冬商品が、気温が下がった途端に見られ始めることがあります。
反対に、春先には動かなかった夏物が、気温の上昇とともに動き始めることもあります。
需要が低い時期に値下げを続けていたのであれば、需要が高まった後もその価格を維持する必要があるのか、一度確認してみます。
流行が変わった
以前はあまり動かなかったブランド、デザイン、商品カテゴリーが、突然注目されることもあります。
特にファッションでは、以前のデザインが再び注目されたり、特定のアイテムに人気が集まったりすることがあります。
過去に売れなかったという事実だけで、現在も需要が低いとは限りません。
メディアの影響で需要が変わった
テレビ、雑誌、ニュース、Webメディア、SNSなどをきっかけに、特定の商品やブランドが注目されることがあります。
それまで探している人が少なかった商品でも、短期間で需要が変わることがあります。
こうした変化が起きたとき、以前の需要が低かった時期に設定した価格が、現在の状況にも合っているとは限りません。
ようやく欲しい人に見つけてもらえた
欲しい人が限られる商品では、このケースもあります。
商品に需要がまったくないのではなく、探している人へ届くまで時間がかかっていた。
その間に値下げを続けていれば、欲しい人に見つけてもらえたときには、当初よりかなり価格が下がっていることがあります。
値下げしたから急に需要が生まれたとは限りません。
売れ始めたときこそ、もう一度価格を見る
今まで動かなかった商品が急に売れ始めた。
そんなときは、そのまま販売を続ける前に、現在の状況を確認します。
- 同じ商品や似た商品の現在価格
- 最近の売れ方
- 閲覧状況の変化
- 自分のショップに残っている在庫
- 季節
- 現在の需要
- 仕入価格や販売に必要な費用
ここで大切なのは、売れたからすぐ値上げすることではありません。
「なぜ今、動き始めたのか」を考えます。
一つの商品だけが売れたのか。
同じような商品が複数動き始めたのか。
閲覧そのものが増えているのか。
季節や流行が変わったのか。
その変化を見ながら、価格を維持するか、戻すか、上げるかを考えます。

価格だけでなく、商品の「今の情報」も見直す
商品を取り巻く状況が変わったとき、見直すのは価格だけではありません。
出品したときにはなかった情報が、後から加わることがあります。
- 季節が変わり、その商品を探す人が増えた
- ブランドや商品がメディアで取り上げられた
- 著名人の使用などをきっかけに注目が集まった
- 流行が変わり、探される言葉が変わった
- 以前記載した季節や販売時期に関する案内が古くなった
こうした変化があれば、以前作った商品タイトルや説明文が、現在の商品の状況を十分に伝えられていない可能性があります。
そのため価格を見直すときには、商品情報も現在の状況に合っているかを一緒に確認します。

季節に合わせて情報を加える
季節が変われば、同じ商品でも探している人や使われる場面が変わります。
その商品に当てはまる情報であれば、現在の季節に合わせた説明を加えることで、今探している人へ商品の特徴を伝えやすくなります。
新しく分かった情報を加える
出品後にブランドや商品がメディアで紹介されたり、同じ商品やモデルを著名人が使用したことが確認できたりする場合もあります。
その商品と正確に結び付けられる事実であれば、現在の商品情報へ加えることを検討できます。
以前にはなかった情報によって商品への注目や需要が変われば、現在の販売価格を見直す材料の一つにもなります。
ただし、似た商品だった、同じように見えたという推測ではなく、商品と情報の関係を確認できる場合に限ります。
古くなった情報は残し続けない
商品情報の見直しは、情報を増やすだけではありません。
季節が終わった、キャンペーンが終了した、現在は必要なくなったなど、古くなった説明は変更・削除した方がよい場合があります。
加筆・変更・削除を繰り返しながら、現在の商品に合った情報へ整えていきます。
商品数が多ければ、同じ系統の商品をまとめて見直す
商品が数件なら、一つずつ商品ページを確認して変更できます。
しかし、同じブランド、同じ季節商品、同じ説明を使っている商品が何十件、何百件とある場合は、一件ずつ探して変更するだけでも大きな作業になります。
そんなときは、商品CSVから対象となる商品群を絞り込み、まとめて商品情報を見直します。
ひとり商いラボの商品情報一括変更ツールでは、対象商品を絞り込んだうえで、商品情報の追加・置換・削除などをまとめて行えます。
- 季節に合う商品群へ案内を追加する
- 特定のブランドや商品群だけ説明を変更する
- 新しく確認できた情報を対象商品へ加える
- 古くなった案内をまとめて削除する
需要が変わったときに行うのは、値上げだけではありません。
価格と商品情報の両方を現在の状況へ合わせることで、その商品の特徴や価値を今のお客様へ伝え直します。
価格を戻す・値上げを考えるタイミング
値上げには「この条件なら必ず上げる」という正解はありません。
ただ、価格をもう一度確認するきっかけになる場面はあります。
| 現在の状況 | 確認したいこと | 考えられる対応 |
|---|---|---|
| 値下げしても閲覧が少ない | 露出・商品情報・需要 | 価格だけを下げ続けず、別の原因も確認 |
| 値下げ中の商品が急に売れ始めた | 需要や閲覧が変化したか | 現在価格を維持するか、戻すか検討 |
| 季節商品が動き始めた | 本格的な需要期に入ったか | オフシーズン価格を見直す |
| 同じ商品群が複数売れ始めた | 市場全体の変化があるか | 残り商品の価格を確認 |
| メディア・流行などで注目が増えた | 需要・市場価格・商品情報 | 情報を更新し、価格も再確認 |
| 市場価格が変化した | 現在価格との差 | 価格を維持・戻す・上げるか判断 |
| 一時的に値下げしていた | 値下げした目的が続いているか | 目的が終われば価格を戻すことを検討 |
値上げすると、お客様から反応が返ってくることもある
価格を上げた後、それまで商品をいいねしたり、ショップをフォローしたりしていたお客様から、
値上げ前の価格で購入できませんか?
と連絡をいただくことも少なくありません。
値下げしている間には購入されなかった商品でも、価格が変わったことで購入を検討していたお客様が動くことがあります。
もちろん、値上げすれば売れるという意味ではありません。
ただ、値下げだけが商品への反応を生む価格変更ではありません。
価格を動かすことで、それまで見えなかったお客様の反応が見える場合もあります。
まず現在の商品と価格を確認する
商品数が増えてくると、一つずつ商品ページを開いて価格を確認するだけでも時間がかかります。
そんなときは、商品CSVから現在の商品をまとめて確認します。
ひとり商いラボの商品・販売実績CSV分析では、現在の商品、在庫、価格帯、登録からの経過などを確認できます。
先に商品全体を見てから、どの商品群の価格を確認するか決めます。
商品が多ければ、値上げ作業をまとめる
価格を戻す商品が数件なら、一つずつ変更しても大きな負担にはなりません。
しかし、100件、500件と対象が増えれば、同じ変更を繰り返すだけでも大きな作業になります。
そこで、価格を戻す・上げると決めた後の作業に使えるのが、ひとり商いラボのメルカリShops一括値上げCSV作成ツールです。
ここでも大切なのは、ツールが値上げする商品を決めるわけではないということです。
現在の商品、需要、季節、市場などを確認し、価格を見直すと判断した後の作業を軽くするために使います。
同じ価格へ戻すか、現在価格へ加算するか
価格の見直し方も一つではありません。
指定した価格へ変更する
たとえば、以前2,980円で販売していた商品を値下げしていたとします。
季節が来たので、対象商品を再び2,980円へ戻したい。
このように、販売したい価格が決まっている場合は、指定価格へ変更する方法が使えます。
現在価格へ一定額を加算する
商品によって現在価格が違う場合は、その価格差を残したまま一定額を加算する方法もあります。
たとえば、現在価格へ一律500円を加算する。
この方法なら、商品ごとの価格差を残しながら、対象商品群の価格帯をまとめて見直せます。
全部の商品を値上げする必要はない
需要が戻ったからといって、ショップの商品を全部値上げする必要はありません。
価格を確認したい商品だけを選びます。
- 現在価格が一定範囲の商品
- 最終更新から一定期間が経過した商品
- 特定の商品名を含む商品
- 特定の管理コードの商品
- 除外したい言葉を含まない商品
ひとり商いラボの会員版では、こうした条件を使いながら、価格を見直したい商品を絞り込めます。
一括変更は、全部を同じように変えるためではなく、必要な商品だけをまとめて処理するために使います。
よく使う価格見直しの条件を残しておく
価格見直しは、一度だけとは限りません。
たとえば「秋冬商品・現在価格2,000円以下・500円加算」という条件を作ったとします。
また同じような商品を確認するときに、毎回すべてを入力し直す必要はありません。
会員版の値上げツールでは、よく使う条件へ名前を付けて複数保存できます。
保存した条件を呼び出して必要な部分だけ変更したり、別条件として複製したりできます。
さらに、保存した条件は専用の設定ファイルとして保存し、必要なときに読み込むこともできます。
価格見直しを毎回ゼロから組み立てる作業を減らせます。
値下げと値上げは、反対の仕事ではない
値下げと値上げは、反対のことをしているように見えます。
しかし商品運営として考えると、どちらも現在の状況に合わせて販売価格を見直すという同じ仕事です。
- 商品を出品する
- 動かなければ価格を見直す
- 必要なら値下げして反応を見る
- 季節・需要・露出の変化を見る
- 商品情報も現在の状況へ合わせる
- 売れ方が変わったら価格をもう一度確認する
- 必要なら価格を維持する・戻す・上げる
- 変更後の結果をまた見る

値下げ → 売れない → さらに値下げだけが価格管理ではありません。
見る → 考える → 商品情報と価格を動かす → また見る。
この繰り返しで現在の商品に合わせていきます。
価格も商品情報も、状況が変われば見直せる
商品が売れないとき、価格を下げることがあります。
しかし、その商品を取り巻く状況はずっと同じではありません。
季節、需要、流行、露出、市場価格、そして商品について伝えられる情報も変わります。
状況が変われば、以前値下げした価格が現在も適切なのかをもう一度確認できます。
同時に、現在の商品説明が今の商品の状態や価値を十分に伝えているかも確認します。
下げる必要があれば下げる。
戻す理由があれば戻す。
上げる理由があれば上げる。
新しく伝えるべき情報があれば加える。
古くなった情報があれば変更・削除する。
そして、今は何も動かさないという判断もあります。
価格も商品情報も、一度登録したら終わりではありません。
商品を取り巻く状況を見ながら、その時点に合う状態へ見直していきます。
まずは現在の商品を確認する
最初から値上げする必要はありません。
現在の商品、価格帯、在庫、経過日数などを確認し、価格や商品情報を見直す必要がある商品を探します。
※ひとり商いラボが提供するメルカリShops関連ツールは、株式会社メルカリおよびメルカリShopsの公式ツールではありません。管理画面・CSV形式・利用できる項目などは変更される場合があります。CSVによる変更を行う場合は、アップロード前と反映前に対象商品・変更内容・変更後価格をご確認ください。



