古着好きな人には馴染みのあるサービスシューズ。
これほどまでに万能な革靴は見たことがないくらい万能です。
フォーマルなコーディネートにもカジュアルなコーディネート問わず大活躍のアイテムです。
この記事ではサービスシューズについての魅力や雑学についてご紹介したいと思います。
サービスシューズとは
アメリカの海軍であるU.S.NAVYで使用されていたレザーシューズになります。
軍人のために式典などの際に国から支給(service)されていたことかが由来で、オックスフォードタイプの形状でアメリカらしい堅牢なシューズです。
陸軍や空軍にもサービスシューズはありますが古着の世界では一般的に、サービスシューズ=海軍の認識と言われています。
理由としてはデザインがよく最も人気だからそうなったと言われています。
80年代以前と以後の仕様変更
1980年になるとソールの素材がレザーからラバーに変更されました。
ラバーソールだと雨の日の着用も可能かつ足への負担が軽く長時間革靴を履いていても疲れにくいです。
機能性としては80年代以降の方が高いです。
一方で80年代以前のサービスシューズにはラバーには出せない雰囲気があります。
機能面では劣るもののレザーならではの足音にはどこか心地よさも感じます。
個人的には後者の80年代以前のサービスシューズの方がカツカツと音が鳴り、それを感じながら歩くのが好きです。
オススメの履き方
フォーマルにもカジュアルにも合わせられるのでどんなコーディネートでもいいのですが、カジュアルスタイルに合わせてサービスシューズでコーディネートを締めくくる、という形が大人らしくていいと思います。
特に同じミリタリーもののチノパンと合わせると雰囲気抜群です。
もちろんスーツにも合わせても格好いいと思います。
とにかく何に合わせやすいというのがサービスシューズの特徴です。
デッドストックはあるのか
デッドストックとは長期間倉庫に置かれていた商品で言わば新品のものを指します。
サービスシューズは1990年以降製造をしておりませんので、基本的にはどんどん数が減り続けているアイテムになります。
今もまだデッドストックの商品を見かけることはありますがこれから先減り続けるアイテムになりますので希少価値はより高まっていくでしょう。
靴に関しては着用感があるものを敬遠される人も多いのでサイズが合うものを見つけたら買うことをオススメします。
さいごに
ヴィンテージの靴で何がオススメかと聞かれたら自信を持ってサービスシューズだと答えます。
ブランドものではありませんが堅牢で洗練されたデザインはシューズ専門のブランドに引けを取らないものです。
比較的低価格で購入できる上でデザイン性が高く作りもしっかりしたものは中々ありません。
まだヴィンテージの靴を買ったことがない方はファーストシューズとしていかがでしょうか。
ライター:結うすけ
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