古着屋に行った時、店員さんが 「それは〜年代です」と商品説明してくることがよくあるんじゃないでしょうか?
そんな時なんでわかるの?
って思ったことはないですか?
前からどうやって見極めてるのか知りたかった人も正直興味ないよって人も判別の仕方がわかればもっと古着が楽しくなるのは間違いありません!
この記事では、古着のなかで最も見かけることが多いアメリカのヴィンテージシャツの見極め方を紹介していきます。ぜひ、試してみてください!
まずは触ってみよう!
古着を判別する上で1番大切なのは生地です。
これはシャツに限ったことではないですが、年代が古いものは天然素材であることが多く、独特の経年変化をしています。
麻、コットン、ウール、シルクなどが代表的ですね。
実際に触ってみることが重要なので店員さんに教えてもらって、触ってみましょう!
シャツは襟で決まる!
アメリカのヴィンテージシャツは襟に大きな特徴があります。これを覚えると大体のものが年代判別できるようになります。ぜひ、覚えてみてください!
30年代
襟先が鈍角でかなり外に開いている。
40年代
ロングポイントと呼ばれる長い襟。鋭角で細く、弧を描く。
50年代
台形の襟。それ以前の年代より襟が短くなる。
60年代
50年代よりさらに小さくなる。
70年代
とても大きく、襟芯が入り出す。
また50年代までは開襟シャツが多いですね。
全体のシルエットを確認してみよう!
生地感も襟も古いなと思ったら今度は広げてみましょう。
50年代までは裾がボックス型、60年代以降はラウンド型になっていることが多いです。
また、袖の部分が胴体に対して垂直だと古いシャツになります。
50年代頃、袖の取り付け方が変化したようです。
最後はボタンをチェック!
ボタンまで見るの?と思うかもしれませんがボタンも年代判別に重要です。ここでは代表的なボタンとその年代を挙げておきます!
木製ボタン
50年代前半まで。
ベークライトボタン
フェノール樹脂という素材でできたボタン。50年代まで。
月桂樹ボタン
ミリタリーによく見られる。ほとんど金属製で月桂樹という植物が描かれている。40後半〜50前半頃。
猫目ボタン
文字通り猫の目のようなボタン。40〜60年代。
また、ボタンに派手な装飾がしてあるのは40年代までのことが多いです。
タグでの判別はほどほどに・・・
タグで判別できるのは有名な話ですね。
これを覚えておけばブランドものは一発で判別できるので有名どころは覚えておくといいでしょう。
しかし、古いシャツはタグが取れていることが結構あります。
また、マイナーの会社のタグはどこを調べてもわからないことも多いです。
なので、タグでの判別はほどほどにしておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょう?
結構覚えること多いじゃんと思った方が大半ではないでしょうか。
これに加えてギャザーやカフスなど細かいポイントはまだまだたくさんあります。
もちろん例外もありますしそういうものを見つけるのが古着の面白いとこでもあります。
ぜひ、この記事の内容を古着屋さんで試してみてください!
ライター: もりけ
現役医大生。古着が好きでバイトして稼いだお金のほとんどを古着に使う古着オタク。服の歴史と人の歴史について日々勉強中です!