サッカーユニフォームやゲームシャツは、試合観戦だけでなく普段のファッションにも取り入れられるアイテムです。
ただ、実際に着ようとすると「いかにもユニフォームっぽくならない?」「どんなパンツを合わせればいい?」と迷うこともあります。
ポイントは、全身をスポーツアイテムで固めず、普段着の中にユニフォームを1点取り入れることです。
今回は、実際に古着で見つけたadidasのレアル・マドリードのサッカーユニフォームを使いながら、街着として楽しむコーディネートを紹介します。
サッカーユニフォームを普段着にしてもいい?
もちろん大丈夫です。
サッカーユニフォームは本来スポーツウェアですが、チームカラー、スポンサー、クラブエンブレム、メーカーのロゴなど、一般的なTシャツにはないデザインが詰まっています。
特に古着では、現在とは異なるスポンサーやロゴ、配色、襟の形など、その時代ならではのデザインを見ることができます。
そのため、サッカーに詳しくなくてもグラフィックの入った古着として楽しめるのがゲームシャツの面白いところです。
近年はスポーツウェアを日常着へ取り入れるスタイルも珍しくなく、サッカーユニフォームも街着としてさまざまな合わせ方ができます。
今回使うのはadidas×レアル・マドリードの黒ユニフォーム
今回のコーディネートで使うのはこちら。


黒をベースに、白いadidasの3本線、レアル・マドリードのエンブレム、胸には「SIEMENS mobile」のスポンサーが入っています。
さらに袖には「REAL MADRID 1902–2002」の100周年を示すディテールがあります。
これらの特徴は、レアル・マドリードの2002-03シーズンの黒いアウェイユニフォームに見られる仕様です。
2002年前後のレアル・マドリードといえば、ジネディーヌ・ジダン、ルイス・フィーゴ、ラウール、ロベルト・カルロス、そして2002年に加入したロナウドなどが在籍した時代。
古着のゲームシャツは、こうしたチームや選手、スポンサーの歴史まで一緒に楽しめます。
なお、古着の場合は後からワッペン等が追加されている可能性もあります。年代や正規品かどうかを判断するときは、写真上のデザインだけでなく、タグや品番なども含めて確認しましょう。
サッカーユニフォームコーデは「外す」と着やすい
サッカーユニフォームを普段着にするときに使いやすい考え方が、スポーツ以外のアイテムを合わせることです。
ユニフォームにジャージパンツ、スポーツソックス、競技用シューズまで合わせると、どうしても試合へ向かうような印象が強くなります。
そこでパンツや靴の雰囲気を少し変えます。
- スラックス
- デニム
- カーゴパンツ
- ロングスカート
- 革靴
- シンプルなスニーカー
こうした普段着のアイテムを組み合わせると、ユニフォームのスポーティーさが少し抑えられ、コーディネートとしてまとまりやすくなります。
実際に黒スラックスと合わせてみる

今回は黒いユニフォームに、同じ黒系のスラックスを合わせました。
ユニフォームはロゴやラインなど情報量が多いため、パンツをシンプルにするとトップスが主役になります。
さらに上下の色を黒でつなげることで、スポンサーやクラブエンブレムが入ったゲームシャツでもコーデ全体がまとまりやすくなります。
スラックスはスポーツウェアとは違うきれいめな要素があるので、ユニフォームのカジュアルさとのバランスも取りやすい組み合わせです。
足元にはスポーツサンダルを合わせました。
夏ならサンダル、スニーカーなど軽い靴を合わせると、ユニフォームの通気性のよさも生かしたラフなコーデになります。
袖のディテールも古着ゲームシャツの魅力

この一着で特に目を引くのが袖です。
adidasの3本線に加え、レアル・マドリードの100周年を示す「1902–2002」のディテールや、UEFAチャンピオンズリーグを思わせる意匠が入っています。
Tシャツ1枚で着る季節は袖まで見えるため、こうした細かなデザインもコーディネートのアクセントになります。
古着のサッカーユニフォームを探すときは、正面だけでなく袖・背中・襟まで見てみると面白い一着を見つけやすくなります。
サッカーユニフォームに合うパンツ
スラックス|スポーティーさを抑えたいとき
最初に試しやすいのがスラックスです。
ユニフォームのスポーツ感と、スラックスのきれいめな雰囲気が対照的なので、街着としてまとめやすくなります。
黒、チャコール、ネイビーなど落ち着いた色なら、ユニフォームの色を選びにくいのもメリットです。
デニム|古着らしく着たいとき
ゲームシャツとデニムはシンプルな組み合わせです。
色落ちしたデニムなら古着らしい雰囲気が強くなり、濃色デニムなら少し落ち着いた印象になります。
ユニフォームが大きめなら、太めのデニムを合わせると全体のシルエットをそろえやすくなります。
カーゴパンツ|ストリート寄りに着たいとき
カーゴパンツを合わせると、スポーツミックスからストリート寄りの着こなしになります。
黒、オリーブ、ベージュなどの無地を選ぶと、ユニフォームのロゴや配色とぶつかりにくくなります。
ショートパンツ|夏はシンプルに
夏ならショートパンツとの組み合わせもできます。
ただし上下とも本格的なサッカーウェアにすると競技着の印象が強くなるため、街着にするならチノショーツやデニムショーツなど、素材の違うパンツも合わせやすいでしょう。
サッカーユニフォームのサイズ感はどう選ぶ?
普段着でゲームシャツを選ぶ場合、正解のサイズはひとつではありません。
ジャストサイズならすっきり見え、大きめならストリート感のある着こなしになります。
古着の場合、タグに書かれたS・M・Lだけでは判断しにくいことがあります。
年代やメーカーによってサイズ感が異なるため、次の実寸を確認するのがおすすめです。
- 身幅
- 着丈
- 肩幅または袖の付け方
- 袖丈
特に着丈が長すぎるとサッカーウェアらしさが強く出ることがあります。
普段着として使うなら、手持ちのTシャツと実寸を比較するとイメージしやすくなります。
レプリカとオーセンティックの違い
現在販売されているサッカーユニフォームを見ると、「レプリカ」と「オーセンティック」という言葉を見かけます。
ここでいうレプリカは「偽物」という意味ではありません。
adidasでは、クラブから正式にライセンスされたファン向けユニフォームをレプリカ、選手が試合で着用する仕様に近いモデルをオーセンティックとして区別しています。
| レプリカ | オーセンティック | |
|---|---|---|
| 主な用途 | ファン・普段着 | 競技パフォーマンス |
| シルエット | 比較的ゆとりがある | 身体に近い細めの設計が多い |
| 素材・仕様 | 着やすさを重視 | 軽量性・通気性など競技性を重視 |
| 価格 | 比較的抑えられる | 高価になりやすい |
普段着として使うならレプリカのゆったりした着心地が合うこともあります。
古着では年代によって呼び方や製品体系も違うため、現在の分類をそのまま昔の商品へ当てはめないようにしましょう。
春夏秋冬でサッカーユニフォームを着る方法
春|ロンTとの重ね着
半袖ゲームシャツの下に白や黒の無地ロンTを重ねると、春でも使いやすくなります。
ユニフォームに色やロゴが多い場合は、インナーを無地にするとまとまりやすくなります。
夏|1枚で主役にする
夏はゲームシャツをそのまま1枚で。
プリントTシャツとは違い、クラブエンブレムやスポンサー、ラインなどがあるため、一着だけでもコーディネートの主役になります。
秋|ジャケットのインナーに
秋はデニムジャケット、ワークジャケット、テーラードジャケットなどの中に入れても楽しめます。
襟元からユニフォームの色やロゴを少し見せるだけでもスポーツミックスになります。
冬|スウェットやアウターと重ねる
大きめのゲームシャツなら、薄手のスウェットやパーカーの上から重ねる方法もあります。
逆にゲームシャツをインナーにして、コートやブルゾンから一部を見せてもよいでしょう。
古着のサッカーユニフォームを選ぶときのポイント
1.スポンサーを見る
ゲームシャツではスポンサーが年代を感じさせる重要なデザインになります。
同じクラブでもスポンサーが変わるため、昔の企業ロゴが入ったユニフォームには現在の商品とは違う魅力があります。
2.メーカーとクラブの組み合わせを見る
adidas、Nike、PUMAなど、クラブのユニフォームを担当するメーカーも時代によって変わります。
ブランドのロゴやデザインテンプレートにも、その年代らしさが表れます。
3.袖や襟まで確認する
リーグや大会のパッチ、記念刺繍、襟の形など、正面以外にも見どころがあります。
4.プリントの状態を見る
古いゲームシャツでは、スポンサーや背番号のプリントがひび割れたり、剥がれたりしている場合があります。
経年変化として楽しめる範囲なのか、着用や洗濯でさらに剥がれそうなのかを確認しましょう。
5.正規品かどうかは複数の情報で見る
人気クラブや人気選手のユニフォームには、非正規品も存在します。
ロゴだけで判断せず、タグ、品番、縫製、エンブレム、スポンサー表記、年代との整合性など、複数の情報を確認することが重要です。
判断できない場合は、「本物だと思うから」という理由だけで高額な商品を選ばない方が安全です。
派手なユニフォームでも普段着にできる
今回は黒をベースにした比較的合わせやすいユニフォームを使いましたが、赤、青、黄色などチームカラーの強いゲームシャツでも考え方は同じです。
トップスが派手なら、パンツや靴をシンプルにする。
反対にシンプルなゲームシャツなら、色落ちデニムや柄物の小物を合わせて個性を出す。
ユニフォームだけを見るのではなく、全身の中でどこを主役にするかを考えるとコーディネートしやすくなります。
まとめ|サッカーユニフォームは古着コーデの主役になる
サッカーユニフォームは、観戦や競技だけで使う服ではありません。
クラブエンブレム、スポンサー、メーカーのロゴ、配色など、一着の中に多くのデザインが詰まっているため、普段着の主役としても楽しめます。
- 最初はスラックスやデニムなど普段着のパンツと合わせる
- ユニフォームが派手なら他のアイテムをシンプルにする
- サイズ表記だけでなく実寸を確認する
- 古着ではスポンサーや袖、襟なども楽しむ
- 年代や真贋はタグなど複数の情報から確認する
今回使ったレアル・マドリードの一着のように、20年以上前のゲームシャツでも、現在の服と組み合わせれば十分普段着として楽しめます。
古着屋で気になるサッカーユニフォームを見つけたら、「サッカーをするときの服」と決めつけず、いつものパンツと合わせてみてください。
普通のTシャツとは少し違う、新しい古着コーデが見つかるかもしれません。
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