高級ブランドの中でも、ジュエリーや時計のイメージが強いブルガリ(BVLGARI)。
実はベルトも人気が高く、中古市場でもよく見かけるアイテムです。
一方で、ブルガリは偽物(コピー品)が非常に多いブランドのひとつとしても知られています。
とくにオンライン取引では、写真と説明だけで真贋を判断しなければならず、慎重さが求められます。ブルガリ+1
この記事では、
- 「BVLGARI」と「Bulgari」表記の違い
- ブルガリのベルトに見られやすい特徴
- 偽物を疑うべきチェックポイント
- 安全な購入先とリスクを抑えるコツ
- 中古品・古着として楽しむときの注意点
を整理して、初級~中級者向けの真贋「予備知識」としてまとめます。
※この記事だけで100%真贋を断定することはできません。最終的な判断は、正規店や専門の鑑定士による確認が必要です。
「BVLGARI」と「Bulgari」表記の意味
まずはブランド表記についての基礎知識から。
創業者名としての「Bulgari」
- 創業者:ソティリオ・ブルガリ(Sotirio Bulgari)
- イタリア語表記での姓が 「Bulgari」
- 企業名・ブランド名としては「Bulgari」と表記されることが多い
ロゴとしての「BVLGARI」
- ロゴや刻印では 「BVLGARI」 の表記が使われる
- 古代ローマ風のラテン文字表記で、U が V に置き換わるというデザイン上の特徴mygemma.com+1
- ジュエリーや時計の刻印、バックルのロゴなどで「BVLGARI」を見ることが多い
要するに、
Bulgari = 創業者名・ブランド名の通常表記
BVLGARI = ロゴ・刻印に使われるラテン文字風のブランド表記
どちらも同じブランドですが、本物の製品では一貫してこのルールが守られている点は真贋チェックの一要素になります。
ブルガリのベルトに多い特徴(ざっくり整理)
ブルガリのベルトはモデルによって仕様が異なりますが、一般的に次のような特徴が見られます(全てのモデルに当てはまるわけではありません)。
1. 素材と作り
- スムースカーフレザー、型押しレザー、エキゾチックレザー(クロコなど)
- 革の「コシ」と「張り」があり、安っぽいペラペラ感が少ない
- コバ(革の断面)の処理が滑らかで、塗りムラ・大きな気泡が少ない
2. バックルデザイン
- 「BVLGARI BVLGARI」のロゴリング型バックル
- シンプルなプレート型/スクエア型バックル
- 一部モデルでは、バックルとレザーストラップを分離して付け替え可能
バックルの金属は、重み・表面の均一な光沢・エッジの仕上げなど、ジュエリーに近いレベルの精度が求められます。
3. 刻印・ロゴ
- 「BVLGARI」のロゴ刻印(バックル・ベルト裏など)
- 「MADE IN ITALY」表記
- 素材・サイズ・型番などの刻印が入ることもある
ジュエリーや時計の真贋解説でも、刻印の線のシャープさ・文字間隔・深さの均一さが重要ポイントとされています。mygemma.com+2Truefacet+2
ベルトも同様に、「刻印のクオリティ」は有力な判断材料になります。
実例:一目でわかる「粗悪コピー」の特徴
古着衛門で実際に遭遇したケースを例に、わかりやすい偽物の特徴を整理します。
見つけたアイテムの概要
- バックルが分離できるタイプのベルト
- 一見すると「BVLGARI」風のリング状バックル
ぱっと見はブルガリっぽいのですが、実物を手に取ると違和感が目立ちました。

粗悪コピーで目立ったポイント
- リング表面の光沢が安っぽい
- 本物のブルガリは、金属表面の研磨が非常に滑らかで、上品な光沢
- コピー品は、ギラつきが強く、反射が荒い・ムラっぽい
- フォント(字体)が野暮ったい
- 「BVLGARI」の文字が太さ・バランスともに不自然
- 文字間隔が不均一で、「B」と「V」の間だけ妙に狭いなど
- メッキ処理のムラ
- 表面に小さな凹凸や色ムラ
- エッジ部分だけ下地色が透けている
ここまで粗いと、ブランドに慣れていない人でも「何かおかしい」と感じるレベルです。
問題は、近年はこのような「一目でわかるコピー」ではなく、もっと精巧な偽物も増えている点です。royaljp1.com+1
ブルガリのベルト 偽物を疑うべきチェックポイント
ここからは、「真贋の予備知識」として押さえておきたいポイントを項目別に整理します。
(※主にジュエリー・バッグ・時計の真贋ガイドを参考にした一般的な基準を、ベルト向けに応用したものです。)mygemma.com+2Truefacet+2

1. ロゴ表記とフォント
- 「BVLGARI」の綴りになっているか
- BVL GARI のようにスペースや配列が不自然
- 「Bulgari」「BVLGARRY」などの誤字
- 文字の太さ・高さ・間隔が均一か
- 本物:エッジがシャープで、凸凹が少ない
- 偽物:文字がにじんだように見えたり、線がガタついている
バッグや時計の真贋情報でも、ロゴの厚みや刻印の精度が重要だとされています。LegitGrails+2Legit Check By Ch+2
2. バックルの作り・メッキ
- 表面の研磨が滑らかで、指でなぞってもザラつきが少ないか
- メッキの色が均一で、角や溝に色ムラがないか
- 裏側・側面の仕上げが雑になっていないか
粗悪コピーは、裏面や見えにくい部分の処理が極端に手抜きになりやすいです。
3. 刻印の情報と精度
多くのブルガリ製品(とくにジュエリー)は、以下のような情報が刻印されています。ブルガリ+2mygemma.com+2
- ブランド名(BVLGARI)
- 素材刻印(例:750、925 など ※主に貴金属)
- MADE IN ITALY 表記
- シリアルナンバー(モデルによる)
ベルトの場合、モデルごとに刻印の位置や内容は異なりますが、共通して言えるのは「刻印が非常にシャープで読みやすい」ことです。
偽物に多い特徴:
- 刻印が浅すぎる/逆に深すぎて潰れている
- 文字の高さがバラバラ
- ルーペで見ると輪郭がギザギザ
4. レザーの質感・仕上げ
- 革の表面に不自然なシワ・シボ・プリント柄がないか
- コバ(断面)の塗りが厚く盛られすぎていたり、すぐ割れそうな状態でないか
- ステッチ(縫い目)が等間隔か、曲がっていないか
本物のブルガリのようなメゾンブランドは、レザー製品の仕立ても一定品質以上が当たり前です。
縫い目が曲がっていたり、革の断面処理が明らかに雑なら要注意です。
5. 付属品(箱・保存袋・保証書など)
- ロゴの印刷が極端に荒い・ぼやけている
- フォントが本体ロゴと合っていない
- サイズ感や紙質がブランドらしくない
ただし、付属品もコピーされる時代なので、「付属品がある=本物」とは限りません。
あくまで補助的な要素と考えた方が安全です。
ここまで精巧だと素人判断は危険:限界を知っておく
近年のコピー品は、刻印やロゴも相当レベルまで真似されている例があります。
そのため、
「この1か所さえ見れば絶対に偽物とわかる」という決定打は、もはや存在しない
と考えた方が現実的です。
ブルガリ自身も、**真正性を完全に保証できるのは「正規販売網から購入された製品のみ」**と明記しています。ブルガリ+1
- 少しでも不安がある場合は、
- ブルガリ正規ブティック
- 百貨店内の正規コーナー
- 実績と鑑定体制が明確なブランドリユース店
などで、プロの目を通すことをおすすめします。
ブルガリのベルトはどこで買える?
ブルガリのベルトを手に入れるには、まず、ブルガリの公式ウェブサイトで、新品を購入することが可能です。
また、古着店やYahooショッピング・楽天市場・セカンドストリートでは、中古ブルガリのベルトを見つけることができます。
ここでは、様々なスタイルやデザインの中から選ぶことができ、時にはリーズナブルな価格で提供されています。
オンラインショッピングで中古品購入の場合は、商品の状態や評価をよく確認し、信頼できる販売者から購入することが重要です。
まとめ:セルフ真贋はあくまで「予備知識」として
この記事で紹介したポイントは、あくまで 「怪しいポイントを自分でチェックするための予備知識」 です。
- 「BVLGARI」と「Bulgari」の表記ルール
- ロゴ・刻印の精度、バックルの仕上げ、レザーの質
- 付属品はあくまで補助材料にすぎないこと
- 本物を100%保証できるのは、正規販売網と専門鑑定だけ
ブルガリのベルトは、素材・仕立て・デザインのすべてにブランドの歴史と思想が反映されたアイテムです。
だからこそ、**
安さだけで飛びつかず、
「どこで・誰から買うか」まで含めて慎重に選ぶこと
が、もっとも大事な真贋対策と言えます。
古着・中古ならではのお得感と、ハイブランドならではの満足感。
その両方をしっかり味わうためにも、今回の内容を「チェックリスト」として活用していただければと思います。



