RRL(ダブルアールエル)は、細部まで作り込まれたデザインと独自の世界観で知られるラルフローレンの特別ラインです。
新品では高価格帯に位置しますが、そのぶん作り込みが深く、古着市場でも根強い人気があります。古着屋で出会える機会は多くないものの、見つかったときは“当たり”と言えるブランドです。
この記事では、
- RRLとはどんなブランドか
- ラルフローレンとの違い
- 歴史が浅いのにヴィンテージ好きに愛される理由
- 購入できる場所
を分かりやすくまとめて解説します。
RRL(ダブルアールエル)とは
RRLは、1993年にラルフローレンが立ち上げたヴィンテージ特化ラインです。
ブランド名は、ラルフ夫妻が所有する「Double RL Ranch」から名付けられています。
創設当初は“ヴィンテージラバー向けの実験的ライン”として展開されましたが、生産数が限られていたこともあり希少性が高まり、一時は活動休止に。しかし熱心なファンの強い要望を受けて復活し、より現代的で着やすいサイズ感にアップデートされて再登場しました。
ワークウェア、ミリタリー、ウェスタンといった「古き良きアメリカ」の要素を深く掘り下げ、徹底した素材選び・縫製・加工で世界観を表現するのがRRLの大きな特徴です。

ダブルアールエルとラルフローレンの違い
RRLがラルフローレンの中でも異色の存在として語られる理由を整理します。
■ ポロとの違い
- Polo Ralph Lauren(ポロ)
- デイリーウェアに強い
- 流通量が多く、古着でもよく見かける
- プレッピー・上品なカジュアルが基調
- RRL(ダブルアールエル)
- ヴィンテージ/アメリカンワークに特化
- 限定生産で流通量が少ない
- デザイン・ディテールに徹底したこだわり
- 一張羅としての価値を意識した服作り
■ RRLが特別視される理由
- 初期アイテムの「三つ星タグ」はコレクター人気が特に高い
- 時代背景を再現した縫製や素材を使うため、現行ブランドでは珍しい仕上がり
- “新品”でありながら“ヴィンテージの雰囲気”を体験できる希少なライン
RRLは、単なるサブブランドではなく「ラルフローレンが本気で作るヴィンテージライン」として位置づけられています。


歴史が浅くてもヴィンテージ好きに愛される理由
RRLは1993年誕生なので、古着市場では“年数が浅いブランド”に分類されます。
しかし多くの古着好きが熱烈に支持しているのは、以下の背景があるためです。
■ 1. 徹底した物作り
RRLの服は、素材の選定・ステッチの幅・金具の仕様・色落ちの具合まで細かく再現されています。
「本物のヴィンテージを現代的に着られる」という希少価値が魅力。
■ 2. 明確なコンセプト
ワーク、ミリタリー、ウェスタンなど“元ネタ”がしっかりしているため、
新品でありながら物語性のある服として評価されています。
■ 3. 流通量の少なさ
大量生産されないため、市場で見つかる数が少なく、
品そのものが希少価値を持つ——これが古着好きに刺さります。
歴史の浅さを補って余りある“作り込み”“希少性”“世界観”。
この3つが、RRLが古着好きに評価される最大の理由です。
RRL(ダブルアールエル)のアイテムはどこで買える?
RRL(ダブルアールエル)のアイテムを手に入れるには、まず、RALPH LAUREN公式ストアです。ここでは、新品を購入することが可能です。
また、Yahooショッピング・楽天市場・セカンドストリートでは、ユニークな古着アイテムを見つけることができます。
ここでは、様々なスタイルやデザインの中から選ぶことができ、時にはリーズナブルな価格で提供されています。
古着の場合は、
- 状態
- サイズ
- 加工の具合
- 着用感
など写真・説明文を必ずチェックし、信頼できる出品者から購入するのが鉄則です。
RRLは特に“サイズが合うかどうか”が重要なので、表記より実寸を優先しましょう。

まとめ
RRL(ダブルアールエル)は、
- ヴィンテージの世界観
- 細部まで行き届いた物作り
- 限定生産による希少性
を強みとする、ラルフローレン内でも特別な存在です。
新品は高価格帯ですが、品質と雰囲気はその価値に十分見合っています。
古着市場では滅多に出会えないため、サイズ・デザインが合う古着を見つけたら迷わず購入推奨のブランドです。
RRLは、
“新品好き”にも“古着好き”にも愛される数少ない稀有なブランド。
その独自性こそが、ダブルアールエル最大の魅力と言えます。
ライター:結うすけ
結うすけの記事一覧:https://emongroup.com/blog/wp/?tag=yuusuke



