1960年代のアメリカファッションを象徴するスタイルのひとつにアイビールックがあります。
伝統的なアイテムを使いつつもキュートな印象を作りやすいのがポイントです。
誰でも似合いやすく現代のオフィスカジュアルに近いものがあります。
この記事では着る人を選びにくくもオシャレなスタイルであるアイビールックについてご紹介したいと思います。
アイビールックとは
1950年代後半~1960年代前半のアメリカで流行したファッションです。
アメリカ北東部の8つの私立大学の通称“アイビー・リーグ”に属するハーバード大学の学生がしていたファッションが起源といわれています。
豆知識ですがアイビー・リーグの“アイビー”とは日本語でツタを意味します。
諸説ありますがこれらの8大学ではレンガ作りの校舎にツタが這わせられていたといわれています。
1960年後半からはヒッピーが台頭したことによって衰退します。
①プレッピーとは似ているようで違う
アイビールックはプレッピーと似ていてよく混同されがちですが厳密に言えば違います。
プレッピーはアイビー・リーグを目指すために通っていた予備校の学生達が愛用していたものです。
似ているアイテムは使用していますがルーツに関しては少し違いがあります。
②日本にも大きな影響を与えた
1960年ごろに日本では「みゆき族」というものが出現しました。
彼らは全身をアイビールックで身に纏い銀座のみゆき通りに集まりました。
社会への影響も強く、アメリカでヒッピーが流行りだすも日本ではアイビールックの流行がしばらく続きました。
③ アイビールックのコーディネート
アイビールックのコーディネートには鉄板の組み合わせがあります。
・ブレザー
・B.Dシャツ(ボタンダウンシャツ)
・チノパンツ
この3点はアイビールックのコーディオネートを作るうえで外せないものになります。
ちなみになぜB.Dシャツに限定されるかというと学生達がスポーツをする際に邪魔にならないよう衿が動くのを防ぐためでした。
④ 古着のオススメアイビーブランド
アイビーに限らずですが品のあるアメリカントラディショナルなアイテムと言えば、やはりブルックスブラザーズになります。
しっかりとしたもの作りが背景にあって洗練された上質なアイテムがよくあります。
コアな古着好きの人でもシャツはブルックスブラザーズでなければならないと言う人もいます。

さいごに
ファッションのルーツを知り着ることにはなんとも言えない心地よさがあります。
古典的で凝り固まったものかもしれませんが装いからその時代を知るというのもまた古着の楽しさです。
ぜひアイビールックに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ライター:結うすけ
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