ANREALAGE(アンリアレイジ)というブランドのクレイジーパターンの古着を使ったコーデを紹介します。
クレイジーパターンってなにかというと、
クレイジー→『マジでイカレた』
パターン→服飾用語で『型紙』を指しますが、この場合は『模様』の意味
ということで、マジでイカレた派手柄模様のカーディガンです。
ちょっと言葉がやんちゃですか?
まあそのようなものです。
多くの異なった柄がつぎはぎになったデザインで、右腕と左腕の模様も違って統一性が全くありません。
以前、派手柄古着の攻略法について書かせてもらいました。
(下のほうにあるタグ『sankashikaku』を押すと過去の記事が見られますので、是非そちらもご覧下さい)
そちらは歌舞伎柄の派手柄Tシャツでしたが、今回も派手柄です。
普段見かけないような柄と出会えるのも古着屋さんならではですね。
さて、派手柄攻略ですけど、以前ご紹介した派手柄Tシャツとは違う点があります。
それは『配色』です。
このカーディガンを見てみて下さい。モノトーンでしょう?
柄はこの上なく派手だけど、白~黒でまとまっている。
派手柄Tシャツの時は「インナーにすることで真価を発揮する」と結論づけました。
でも今回はモノトーンなので、これを主役にしたコーデをご紹介します。
モノトーンの柄物は、使いようによっては大人が抵抗なく取り入れられる素敵なアイテムなのです。
派手柄の攻略法をおさらいします。
まず、目立つ柄”以外”の色を統一します。
といっても「柄が白黒じゃないか。どっちに合わせればいいの?」ってなりますよね。
ここがコーデのポイントです。
とりあえず全体を黒の方に合わせてみます。
ズボンを黒、靴を黒に。
ここでカーディガンの中に着ているシャツを黒に合わせるのがこれまでご紹介した合わせ方ですが、
ここではあえて白のシャツを使います。
理由はみっつ。
ひとつは、単純に黒いシャツより白いシャツを持っている人が多いだろうということ。
黒のシャツってなかなか買いませんよね?
できれば買い足すことなく使えるコーデにしたい、と。
ふたつめ。クレイジーパターンが持っているやんちゃさは、クリーンな白シャツを使うことで大人な雰囲気に寄せることができます。
最後は、ここポイントですが、カーディガンにある”白色”をシャツで”拾う”ことをします。
こうすることで全体的にまとまりを保ちつつ、黒一色+モノトーンという若干地味な印象から脱却できます。
バックショットはこんな感じです。
ちょっと上級テクニックですが、パーツごとに洋服の長さを調節することでこんなメリハリのある見た目も作ることができます。
少し長めのシャツを着てカーディガンからはみ出させます。
(この手法のことをレイヤードと呼びます)
一度この写真のカーディガンから出ている白シャツの部分を”黒”だと思って見てみて下さい。
真っ黒でもある程度統一感は出るのですが、あの部分に白が刺さっていることで『黒←→白』のはっきりした対比が生まれます。
派手柄以外の部分の色を揃えて統一感を出し、柄を強調させる(活かす)。
モノトーン部分の白を拾うことで、メリハリを出す。
やんちゃになり過ぎないよう白シャツを使う。
これで大人も使える派手柄古着コーデの完成です。
ご参考になれば。