今回は古着で手に入れたユリウスのモッズコートをご紹介します。
グレー地のデニム生地に、こだわりのデザインが見られるコートです。
デニム生地というのは、タテ糸に染めたものを使い、ヨコ糸を無染色の白糸を使って編まれた「むら」のある生地のことで、多くの人に親しみのある生地と言えるでしょう。
一方ユリウスというメンズファッションブランドですが、かなり攻めたデザインで有名なドメスティックブランドです。
このモッズコートもプレーンなデニム生地と違い、「ケミカル加工」「縮れ加工」が施してあるものです。

ロックミュージシャンがよく着ている、といえばわかりやすいでしょうか?
元のお値段は、なかなかするはずですが、古着で見つければお手頃価格に。
私はあいにくロックな生活を送っておりませんので、これをタウンユースするわけですがせっかくのこだわりのコートです。
普通に着てしまってはつまらない。
かといって、妙に気どった感じにするのもよくない。
そこで、このコーデです。

まず全体をすっきりさせる為に、袖をまくり、パンツをロールアップ(まくること)してバランスを整えます。
上がコートなので、パンツは限界まで細身にして対比構造を作り、上下の色を揃えて疑似セットアップにします。
このままでは癖が強すぎるので、足元に茶色のタッセルローファーで先端をきれいにまとめます。
これで少し棘のある、でも十分街着に耐えるグレーコーデが完成しました。
前を開けても着られます。
中にはユニクロの白Tを着ています。
癖の強い部分はできるだけシンプルにまとめるのがコツです。
ケミカル加工のデニムコートのデザイン性の「プラス分」を、無地白Tシャツとか、ビジネスでも使えるフォーマルなローファー革靴で「マイナス」してバランスを取ります。
アクセサリーは腕時計1本くらいでいいでしょう。
指輪まですると、少々ごちゃごちゃしますからね。