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秋冬コーデに最適!フィッシャーマンニット不変の流行と選び方

フィッシャーマンニット 古着雑学・豆知識
フィッシャーマンニット

トラッドスタイルの冬の定番といえばフィッシャーマンニットを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

ざっくりとしたシルエットにケーブル編みがほどこされたかわいい印象でありながら元々はワークウェアという背景を持つフィッシャーマンニット!

古着好きにとってはたまらないアイテムです。

防寒性も高くコートの中に着るだけでかなりの保温性があります。

今回はその機能性とファッション性をもった優秀なアイテムであるフィッシャーマンニットについてご紹介していきます。

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フィッシャーマンニットとその歴史

その名の通りフィッシャーマン、つまり漁師の作業着でした。

アイルランドの漁師が海へ出るとき防寒用として重宝されておりました。

フィッシャーマンニット特有の編み方にも意味があります。

海に漁へ出ることは大変危険で帰らぬ人となることもたくさんありました。

不運にも死体で発見されたときに、ニット柄を家それぞれの編み模様を使用することでどこの家の人間かということを知らせるものとなっていました。

日本でいうところの家紋のようなものです。

その家それぞれの編み柄にはお守り的な意味が込められており、釣果をあげられることと漁師が無事に家へと帰ってこられるよう願いも込められていました。

フィッシャーマンニットの魅力

フィッシャーマンニットが漁師に愛されていたのはその防寒性です。

アラン諸島伝統の編み方であるアラン編みを使用したものは風を通さず、使用される羊毛につく脂を残すことで熱を逃がさない設計となっております

脂が残ることで表面はほんのすこしベタつきますが(言われないとわからないくらいです)

、そういう少し癖のあるアイテムを身にまとうことに心地よさを感じられるのもポイントです。

フィッシャーマンニットの選び方

古着屋さんにいくとフィシャーマンニットは結構色んな種類のブランドがあります。

どこがいいとかはあまりこだわらなくていいと思いますが、生産国だけは注意してみてください。

オススメするのは製法をきちっと守ったものが多い英国製(イギリス)やアイルランド製のものです。

中国製やインド製のものもありますが、羊毛の脱脂をしており本来のフィッシャーマンニットの防寒性として物足らないものが多いです。

しかし、ファッション重視という生産背景から、本場では作らないような多彩なカラーが中国やインドの生産のものははあるので、防寒機能よりファッション性を取り入れたい人にはオススメです。

さいごに

歴史的な背景を知り、服を着る楽しさは古着を楽しむうえで最高のスパイスではありますがアイテムとしてもとても優秀なのがこのフィッシャーマンニットです。

バーバリーのトレンチコートやグローバーオールのダッフルコートの中に使用してイギリスらしい伝統的なトラッドスタイルを楽しみたいという人にはぜひ挑戦していただきたいと思います。


ライター:結うすけ


結うすけの記事一覧:https://emongroup.com/blog/wp/?tag=yuusuke

 

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